日本七宝作家協会

第54回 日本七宝作家協会展(公募) 選評
内閣総理大臣賞  
西田 幸子
Nishida Sachiko
《 天花 》
審査委員 長谷川 淑子
(七宝造形家)
天上界に咲く天花は雪の別称でもあるらしい。 大切な人への献花と空から舞ってくる雪の美しさを、あるか、なしかの薄い色調でまとめ た透胎七宝のチョーカーです。小さな花びらのひとつ、ひとつに0.1ミリの銀線を2分ローで、 ロー付けするという気の遠くなるような根気強さは、それだけ大切な人への思いがこもっています。 技術に裏づけされた、確かなデザインが作品を格調高くしています。
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文部科学大臣賞  
鈴木 まさ子
Suzuki Masako
《 野原でハミング♪ 》
審査委員 樋田 豊郎
(東京都庭園美術館 館長)
リズム感の豊かな作品。葉書大の金属板9枚に、ツクシを描く。
左から右にツクシの群生が流れていくようだ。七宝焼では大きな面積の作品はつくりづらいが、それを逆手にとって 小さな金属板を並べたところに、作者の才能が光る。表面の蜜蝋仕上げも春のやわらかい空気を感じさせる。
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造幣局理事長賞  
粟根 仁志
Awane Hitoshi
《 春香 》
審査委員  白幡 明
(公益社団法人 日本工芸会諸工芸 前部会長)
初春の代名詞「梅花」をモチーフにした、しずく型のペンダント である。ピンクのぼかしが、春の「温もり」と「香り」を観る者に感じさせる。紐を含め、美しくまとめ、 マットな仕上が品格をつくり、作者の感性を垣間見せている。
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審査員特別賞  
朴美香
paku Mi Hyang
《 明日の私 》
審査委員  藤田 仁
(公益社団法人 日展特別会員)
幾何学的に組合う二つのかたちの中に、想いを込めた作者が 展開するDejavu(デジャブ)な創作意図、作者の自身のさりげなく主張する世界観の広がりに、心地よい 作品の存在を感じます。技として、有線七宝・銅地金の酸化する特性を巧みに色感に取り組み、そして 平面でなく緩やかに歪む曲面で表現された作品です。
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